例セグメント・フィード
セグメントとはマーチャントが定義する有意な属性、例えば年齢、性別、行動、購入金額などによるユーザーのグループです。リッチレリバンスのEngageを使用し、セグメントを直接作成し操作することができますが、すでにセグメント・ライブラリをお持ちであればセグメント・フィードを使用してそれらを読み込むことができます。この方法で読み込んだセグメントをリッチレリバンスのRecommendでも使用できます。
このページは、セグメントとセグメント関連情報をEngageに提供するセグメント・フィードの準備をする担当者の方を対象としています。
セグメント・フィードの読み込みは自動処理なので、手動で各セグメントを追加するより簡単です。
フィードを使う際は、すべての必須ファイルを用意しすべての必須情報が含まれていることを確認してください。
弊社に送られたフィード・ファイルの情報はデータベースに挿入され、Engageによるコンテンツのレコメンデーションに活かされます。
セグメント
クライアントが作成したセグメントをEngageに取り入れる方法は2つあります。
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1つ目は、ダッシュボードで直接作成しJavaScriptタグでトリガーする方法です。
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2つ目はフィードで送る方法です。この場合セグメント・データは付随するユーザーIDと合わせてUPSに保存されます。
この2つは全く異なる方法であり、どちらかを選択する前に、それぞれ考察すべきことがあります。詳細について以下で説明します。
ダッシュボードでセグメントを作成しタグでトリガーする方法
ダッシュボードでセグメントを作成した場合、粉のセグメントはユーザーIDと直接的紐付いていません。そのためJavaScriptタグで提供されない限りどのユーザーがこのセグメントに属するかが分かりません。したがって追加の作業が必要となります。セグメントをタグに含めすべて繋がった状態とする必要があります。この作業にはR3_COMMON.addSegment()タグを使用します。以下が構文です。
R3_COMMON.addSegment('SEGMENT ID', 'SEGMENT NAME');
これをすべてのページのインスツルメンテーションに追加しユーザーIDとセグメントが正しく紐づくようにしてください。
セグメントをフィードで送る方法
セグメント・フィードは毎日アップロードする必要はありません。セグメント・データに更新や変更があった場合のみアップロードしてください。通常は週ごと、月ごと、あるいはその他の間隔で定期的にアップロードします。APIやJavaScriptタグによって個別に実行することもできます。
パイプ区切りを使用したcsv形式のテキスト・ファイルであるカタログ・フィードやコンテンツ・フィードとは異なり、セグメント・フィードはJSONデータとして送られます。セグメントは2つのアイテムからなるJSONオブジェクトでユーザーIDと一緒に送られます。2つのアイテムとはユーザIDとそれに付随する値です。付随する値は、セグメントIDとセグメント名から成るハッシュのいちランである別のオブジェクトに格納されます。以下に例を示します。
Example: "seg123":"DogOwner"
セグメント・フィードの準備は非常に手間がかかります。さらにセグメントを取り込むために利用可能な手段としてクライアントに提示するまえにエンジニアの承認が必要です。
ユーザープロファイルサービスを利用することで、ユーザーごとにセグメントをUser Profileバッチアップロードプロセスでロードできるようになりました。ユーザーセグメントファイルでは、ユーザーIDとそのユーザーが属するセグメントを関連付けます。これにより、ユーザー情報をUser Profileサービスで更新することができます。ファイル形式は下記の通りです。バッチアップロードプロセスの詳細については、こちらをクリックしてください。
フィードファイル
フィードファイル |
詳細 |
ファイル名パターン |
---|---|---|
セグメントフィード |
サイトのセグメントデータをJSON形式で記載したデータファイルです。 |
segments_sitename_YYYY_MM_DD.txt |
ファイル仕様
Omnichannel Personalization Cloudは、User Profileサービス向けに全件型インポートとインクリメンタル型(デルタ型フィード)の両方に対応しています。セグメントに加えて、ユーザー属性・ユーザーリンク・ユーザープリファレンスもBatch FeedプロセスやUser Profile Enrichment API経由でインポート可能です。
Note: User Profileサービスでインポートできる追加情報の詳細については、User Profile Batch Uploadを参照してください。
フィードファイルは、1行ごとに1つのJSONオブジェクトを記載する必要があります。各オブジェクトは2つのフィールドを持ちます:
名称 |
型 |
必須? |
定義 |
---|---|---|---|
userId |
ASCII |
はい |
ユーザーの一意な識別子です。 |
value |
テキスト |
はい |
個々のユーザーごとに、ユニークなセグメントIDと人が分かりやすいセグメント名をkey:valueペアで記載した有効なJSONオブジェクトです。セグメント値は文字列または数値となります。 |
サンプル
{"userId": "13579", "value":{"seg2134":"Dog Owner", "seg50plus":"High Spender", "Platinum": "Platinum Member"}}
Note: 各ユニークなセグメント識別子には、固有のコンテキストや値が付与されます。
ファイルのアップロード方法は、「ファイルのアップロード」というセクションに記載の基本的なFTP手順に従ってください。